2019年4月15日月曜日

ASUとは

大和郡山市では、不登校状態にある市内小・中学校に在籍する児童生徒を支援するため、不登校対策総合プログラムを推進しています。

「ASU」は、平成16年に構造改革特区計画により設置されました。不登校児童生徒が一時的にも学校以外の場所で学ぶことを保障していくという教育上の配慮が必要である、との考えのもと、児童生徒の社会的自立を目指した新しい学びのスタイルを提供しています。今年、創立16年目を迎えました。

「ASU」では教育課程を弾力化し、体験活動を重視し、コミュニケーション能力の育成を図っています。また、児童生徒一人一人の実態に応じて、常勤の教員の指導のもと、奈良教育大学の大学生(学習チューター)が、学習指導の補助を行います。

同時に、『ASUカウンセリングステーション』を設置し、臨床心理士等による児童生徒の心理的支援にも努めています。



「ASU」独自の特色あるカリキュラムを少し紹介します。



◆あゆみタイム
主にグループエンカウンターを通し、自己認知や他己認知を深め、「生きる」という課題に向かう力の育成を目指しています。 

《曼荼羅(まんだら)塗り絵》
自由に曼荼羅に色を塗ります。個人での制作、グループでの制作を通して、人それぞれの表現の仕方や個性の違いを感じました。マンダラの丸い形は、人に安心感や守られているという感覚を与えてくれるようです。最近、マンダラを描いたり塗ったりすることで、心が落ち着き、癒されるということも分かってきました。



《自然オリエンテーリング》 

ビンゴカードに書かれているものをもとに、自然にあるものを集めるフィールドワークです。人間だけでなく、自然に対しても共感する力を養います。また、視覚だけでなく、触覚や嗅覚や聴覚を働かせて、自然を感じることをねらいとしています。見慣れた風景を改めて観察し、一人一人の感受性の違いを味わいました。

《無人島SOS》

 無人島に漂着したという設定で、島で生きぬいていくため、また島から脱出するためには、いったいどんなものが必要かということを考えるグループワークです。各自が自分の考えを発表し合うことによって、一人一人の考え方が違うことに気づき、友達の意見を大切にしていこうという気持ちを高めることをねらいとしています。



◆チャレンジタイム
自分で計画を立て得意な教科や学びたい学習に取り組むことで個性の発見と伸長を図る時間です。また隔週で選択チャレンジの時間を設け、調理や手芸、スポーツ、書道など継続的にそれぞれの課題に取り組んでいます。体験学習の事前学習や事後のふりかえりの時間になったり、テスト前には、先生に質問をしたりする時間にもなります。